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Windows11を検証してみたいが環境がない!

免責事項

当記事は検証を目的としており、
Microsoftの規約やルールなどに危害を加える目的はありません。
当然ですが、ライセンスなどは正規で、適切なものをご準備ください!


背景

Windows11を検証する必要があり、さくっとHyper-Vで環境を作ってみようとしたのです。
Hyper-VでサポートされているゲストOSは、Microsoftに依ると次の通りです。



私が咄嗟に使えるHyper-Vが、Windows Server 2012 R2のバージョン6.3。
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これを見る限り、古いHyper-V、今回使用している6.3はWindows11仮想マシンは作成できなさそうですが、
結論から伝えますと、作成することができました。

ただ、少しテクニックが必要だったのでここに共有します。






Windows11 仮想マシンを作ってみる

まずWindows11の構成要件の確認からですが・・・、
正直よく分かりませんでした。
なので、適当に構成します。

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仮想マシンの世代は、「第1世代」を指定します。
Windows11の要件であるセキュアブートを構成しようとすると「第2世代」でありそうですが、
このバージョンのHyper-Vだと第2世代ではどうにも無理でした。
セキュアブートは後述の方法で回避します。

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メモリ割り当て。
Windows11の要件は正直分かりませんが、割り当て量が多いほどいいです。
4500MBは気持ちの悪い数字ですが、これは私の環境で、ホストOSを維持しながら割り当てできる限界です。

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仮想ハードディスク割り当て。
割り当て量が多いほどいいでが、私の環境d(略)。

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プロセッサ割り当て。
上記の通りのメモリ、ハードディスク構成ですと、
なんと!、Windows11の要件に達してないらしく、OSインストール画面で対象外となってしまいます。
そこで仮想プロセッサ数を増やして、スペックをごまかします。


さて、仮想マシンを起動してOSイメージをインストールしていきます。
OSイメージはMicrosoft公式で用意されているものを使用します。

さて、仮想マシンへWindows11のインストールを進めます。
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これです、これ。
「このPCではWindows11を実行できません」

どうもWindows11ではセキュアブートが要件になっているようで、
古いHyper-Vだとこれに対応していなさそうです。

ただ、仮想マシンのレジストリを弄ることで回避できそうなので、これを試します。



すると、
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Windows11仮想マシンができました!